明日の最低気温はついにマイナスになるとの予報が出ています。
今日は、来年度の作付け計画の立て方について書きたいと思います。
菊の栽培方法については、色々と聞いたり調べたりしてみると、地方や個人によってかなり違いがあるので、ここに書く内容は「私のやり方」と いうことで見てください。
私の作付する圃場については、面積合計1720㎡(17a)、定植する畝の距離合計1350mとなります。
畝は長さ45m、畝数は30本であり、ここに1目18cmが3目並んだ(幅54cm)フラワーネットを張り、3目のうちの両側のコマに1コマに5本収穫できる計算で定植します。
フラワーネットは生育期間中に緩まないよう、かなり引っ張って張るため長さ方向に伸びてしまい、約19cmピッチとなります。
この条件から1mあたりの収穫数は
1m÷ 0.19m✕5本✕2条=52.63本/m
となり、 45mの畝1本では 2368本 収穫できる計算となります。
私の場合は全て露地栽培ですので、品種による開花時期の違いを利用して、品種の組み合わせで出荷タイミングを決めていきます。
来年度の予定では5品種を組み合わせて、7月中旬から10月初旬までの出荷体系を構築します。
では実際にどのように計画をたてるかですが、
1. 圃場図に作付する品種ごとの割付をする。
2. 割りつけた植え付け距離と過去の出荷データを基に、ピークの出荷量等を考慮しながら出荷の予定をシミュレーションする。
※ 1. ・2. を繰り返し最終的に出荷計画を決定する
3. 出荷計画を基に定植に必要な苗の数量を計算し、数量や日程等の詳細な計画を作る。
これで来年度の計画の骨格が出来上がります。
0 件のコメント:
コメントを投稿