おはようございます。
前回までは1人で営農してのほぼ上限としての栽培量を例として挙げましたが、
より現実的なのは夫婦2人で1.5倍の栽培量といったところでしょうか。
圃場面積 30a
定植の距離 2,360m
採花数 130,600本
出荷ケース数 1,300ケース
収入見込み額 1,300ケース × 5,500円 = 7,150,000円
もちろん計算上の基準値ですが、十分見込める数値と考えます。
ちなみに昨年実績で私が一人で栽培していても、
平均金額は1ケースあたり5,500円を超えています。
品質と数量さえ確保できれば、更に上も狙えます。
経費としては
肥料、農薬、諸材料費、荷造運賃手数料 といったところが
作付け量に比例して1.5倍になります。
その他でも上がるものもあるかと思います。
一人での生活は家事に取られる時間もバカにならないのですが、
二人での生活では家事の時間を分散(または吸収)することができるので、
子供がいても保育園に預けられるようになれば、
この量はそれほど無理をしないでもこなせるのではないでしょうか。
この規模までだと、芽欠き等に人を雇わなくても
全ての作業をこなせると思います。
更に30a位の規模までくれば
クローラー式のブーム・スプレーヤーを導入しましょう。
その理由の大きなものとして、
面積当たりの散布量を半分にすることができるからです。
実際に私が散布した実績では
ブーム・スプレーヤーで散布した場合(2013年実績)
11.5a 827m 250ℓ
手で竿を振って散布した場合(2014年実績)
5a 405m 250ℓ
となります。
30aの散布に使用する農薬は概算で80万円
散布量を半減できれば約40万円を浮かすことも可能。
クローラー式のブーム・スプレーヤーの価格が約200万円なので
6年間のローンを組めば33万円+利子としても、
農薬代の浮いた分でローンを支払うことができる。
7年後には、毎年40万円の経費が抑えられることとなります。
また他にも
・防除時にホースを引き回す必要がなくなる。
・全ての通路を 竿を振りながら歩く必要がない。
・1往復で最大9通り分の散布ができる。
・散布時間が短縮できる。
・当然 減農薬
・何より楽!
といったメリットがある。
ちなみに 共立のCBS520DX が1,941,840円で
ホームページに出ています。
菊用としてはこれに手を加えた物になると思います。
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