2014年10月28日火曜日

作付け計画の補足

 昨日の内容について少し補足したいと思います。
補足内容は2つあり、1つ目は規模について、2つ目は計画の重要性についてです。

 1つ目の規模についてですが、もう既に菊生産をしている農家の方から見れば
「なんで こんな小さい規模でやっているの?」
と思うくらい、昨日書いた計画の面積は小さいのではないでしょうか。

 以前は実家で45aほどの面積でやっていましたが、
今年は労働力が私一人、子供を二人育てながらですので、
今年1年やってみて1人で回せるのはこのくらいの面積(17a)までかなという感触です。
 おそらく、私の現状が菊生産の最小規模と考えられるのではないでしょうか。

 いきなり大規模で農業を始めるのは難しいと思いますので、
まずは家族経営からという観点から見ていった時に、
労働力と作付面積と出荷箱数(Max)の目安は以下の通りと考えます。
単身:20a 740箱
夫婦で1人が専業:30a 1000箱
夫婦(2人):45a 1500箱
(30a,45aはブームスプレーヤの通路を考慮し、作付数量を減らしている)
 この目安は かなり効率よくやった場合で、使える農機具や環境により変わります。

 売上高は上記の出荷箱数に単価を掛ければ得られますが、
野菜等 他の作物を生産している方から見ると売上高が低いと思われるでしょう。
 しかし作付面積が小さくて済むため、
大きい農機具などは大きい物が必要ないことや、
苗を自家増殖できることなどあり、他の作物に比べ経費が想像以上に少なくて済むため
利益率がかなり高いと言えます。

 2つ目の計画の重要性については、2011年に栽培方法を大幅に変更しましたが
2010年までの平均と比較してみますと、
売上額で15%アップ 作業負荷で50%ダウン を実現しました。
 この改善を実現するためには、作業の見直し,情報収集,
実現するための具体的な計画が必要不可欠でした。

 菊は高い技術を必要とする作物であるとも言え、
「計画次第で数十万円からの収入の違いが出る」
ことは身を持って体験しているので、
 確実な収入を得るには計画が非常に重要な要素であると感じています。

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