2014年11月30日日曜日

株伏せ3種類目が完了

こんばんは。
 気づけば もう明日から12月、しかも もう30分ほど。
外は9時ころから雨が降っています。

 昨日で3種類目の美麻の株伏せが終わりました。
 予定より13%ほど少なかったのですが、
一昨日 雨が降る前に掘った分で終わりとしました。
 ここのところ、雨が降ったり晴れたりの繰り返しで、
雨の前に急いで株を掘っては雨の日に揃えて植え、
また晴れたら土がそこそこ乾くのを待って株を掘る、
というパターンになっています。

 11月中には株伏せを終わらせる予定でいたので、
遅れてしまっています。
 今日も雨が降る前に最後の種類 松風の陽を掘って来ました。
 明日も雨の予報となっていますが、
掘って来た分をハウスの中で揃えて伏せていきます。

2014年11月26日水曜日

株伏せ2種類目が完了

 おはようございます。
 今朝は昨日からの雨が引き続き降っています。
 夕方からは雨も止んで曇り空となるようです。

 昨日まで2種類目の千穂の株伏せが終わりました。
 予定より15%ほど少なかったのですが、
一昨日 雨が降る前に掘った分で終わりとしました。
 元々 かなり余裕を持った量の計画をたてており、
掘った株の冬至芽の出方を見ても余裕が有りそうだったため、大丈夫だろう としました。

 一昨日は雨を見越し次の種類 美麻も株掘りをして、
昨日・今日の作業分を確保しておきました。
 美麻は定植ピンチをしてあり株の一つ一つが千穂より大きいため、
調整や株伏せの作業ははかどると思います。
 
明日は最後の種類 松風の陽の株を掘る予定なので、
今日の雨が早く止んで 明日も早くから日が当たり、
なるべく 土が乾いてくれることを期待したいと思います。

2014年11月20日木曜日

株伏せで 脳トレ?

 おはようございます。
 昨日も千穂の株を揃え(調整し)て、株を伏せました。

 以前に株伏せの方法について書きましたように、
揃えた株を伏せ床に株の丈だけ掘って並べていくのですが、
株はボリュームや形が一つ一つ違うため、
綺麗に並べようとするとパズルのようになる感じがします。

 別に隙間が空いても一向に構わないのですが、
ついつい綺麗に並べたくなってしまうので、
向きや場所を考えながら並べると
「脳トレになるんじゃね?」
という感じです。
左が並べたところ、 右がこれから並べる株

 もちろんボリュームや形がバラバラでも無理やり詰め込めば、
それなりに綺麗に並べたように見えるんですが、
冬至芽が伸びた時に成長するスペースが必要なので、詰め込みすぎダメ。

 以前に見たテレビで
白い紙にランダムに点を打っていき、
全体にほぼ均等に点を配置できればOK、
著しく偏るようだと認知症の疑いがある、
というようなことを言っていた記憶があるので、
一定の面積に無駄が無いように株を配置していると、
空間把握の脳トレになるんじゃないかと思います。

さあ、今日もがんばろー!

2014年11月18日火曜日

千穂の株掘り 調整

 こんばんは。
今日は午前中に千穂の株掘り、午後は掘った株を揃え(調整)ました。
 掘った株を見ると冬至芽が株元からたくさん出ていて、
挿芽に使う穂がたくさん確保できるのではないかと期待できます。

 千穂は細かい根が少なく、太めの根が下に向かって伸びるため、
調整で株伏せに邪魔になりそうな根を切ってしまうと
ほとんど根がないようになってしまいます。
 まあ それでもまた新しい根が生えてきて、大概は根付いてしまうんですけど。

 菊って生命力が強いですね。

2014年11月16日日曜日

株伏せ1種類目が完了

こんばんは。
 ここ数日は朝の冷え込みが強まり、0℃以下となっています。
 このくらいでは畑の土も凍らないので大丈夫ですが、作業を急がねばと感じます。

今日で1種類目の日輪の株伏せが終了しました。
本当は予定より若干少なかったのですが、
冬至芽の芽吹きが多いと感じられたのでOKとしました。

明日からは2種類目の、盆前の主力品種となる千穂の株掘り・株伏せが始まります。
この種類は株伏せの量が最も多く、日輪の倍以上あるので頑張らなければ!

2014年11月13日木曜日

株掘りの始まり

 今日は1日寒く、蓼科山や八ヶ岳を見たら薄っすらと白くなっていました。

 今年~来年 春までの育苗に使うビニールハウスは、
昨年同様にトマトを栽培している方のビニールハウスをお借りできることとなり、
肥料を撒いたり、ロータリーをかけたりして、昨日から株伏せが出来る体制となりました。
黄色い線の中に株を伏せていきます

 昨日の昼過ぎに株を掘って始めようかと思っていたのですが、
いざ始めようとすると準備が出来ていないものが出てきて、
今日の昼過ぎにやっと株を掘ってきました。
 明日は朝から株の調整と株伏せが始められそうです。
この辺りの他の方は もう既に株伏せも終わり、
最後のロータリー掛けをして冬の準備といった時期です。
 畑の土が凍らない内に残りの作業をこなせるよう、頑張らないと!


 11月9日 仮植の補足です
 仮植をなぜ行うのかというと、
挿芽するプラグトレーは288穴を使っているので間隔が狭く、
大きくなると下の葉が枯れてしまうことや、
ピンチをして側枝を十分に成長させるには間隔をなるべく大きく取る必要があることと、
挿し芽の培土では肥料分が足りなくなるためです。

 挿芽の時は土に肥料分が多いと根が出る前に腐りやすいため、
培土に含まれる肥料分は少なめに抑えられています。

 仮植しピンチをし、側枝を伸ばして苗増殖するためには、
更に葉も根も元気に伸びるスペースと十分な肥料が必要となるため、
仮植という作業が必要なのです。

2014年11月9日日曜日

仮植

挿し芽をして根出しができたら、次は仮植です。

 挿し芽をして30日程度で、挿し穂から出た根がプラグトレーの中に回るようになるので、
ビニールハウスの土に仮植します。
 目安として2月の下旬頃からといったところです。

 必要となる物は以下のとおり
・肥料 千代田化成P550等の早めに効く肥料
・田引紐
・仮植床に掛ける足場
・穴あけ器
・苗置き台
・挿芽・根出しをした苗

 仮植床には予め肥料を撒き、トラクター等で土と良く混和しておきます。
田引き紐等で仮植の範囲を決めます。

 仮植床があまり乾いていると苗を差し込む穴を開けた時に崩れてしまうため、
必要に応じて水を撒くなどして水分調整をしておきます。
 仮植の直前に散水すると穴開け器に付きやすくなるので、
散水後は水が土と馴染んでから仮植を始めると良いでしょう。

 仮植床に足場を渡し、この上に乗って作業をします。
上図のような配置で作業を進めます。

 仮植の前にプラグトレーの苗に水やりをしておきます。

 穴開け器で仮植床に穴を開け、苗をプラグトレーから引き抜き穴に差し込みます。
 図では6cm間隔で4通りを1度に穴を開けていますが、
このくらい仮植したら次に仮植する分くらい足場を移動し、
また穴を開け仮植を繰り返していきます。
 (背中側へ移動していくようになります)

(動画は上の図と反対方向に進んでいます)

 半日くらいの作業を目安にタップリと潅水します。

 夕方、日が落ちるまでにトンネルを掛けます。
 被覆材はノーポリ1枚+ハイマット2枚 が目安です。

 以後の管理は、株伏せ後と同様に行い、
トンネルの開け閉め、ハウス内の温度管理、防除、潅水
といった内容を管理します。
 ※ 11月1日のブログを参照してください。

2014年11月6日木曜日

挿し芽とその後の管理

挿し芽箱の準備
プラグトレーにメトロミックスを平らに入れます。
(塊が大きい時は潰すか、フルイにかけると良いでしょう)
このプラグトレーを板の上等で、1~2cmの高さからトントンと落とし、
穴の中に詰め込みます。
(周辺の方は入り方が少なくなるため、なるべく平均的に入れるよう
少し振動を加えて詰め込みます)
更に 空いたところにメトロミックスを入れ、表面を平らにならします



挿し芽
メトロミックスを詰めたプラグトレーに、調整した穂を挿していきます。
差し込む深さは2cmくらいを目安にすると良いでしょう。


挿し芽をしたプラグトレーは、ビニールハウス内に、
下に防草シート又はラブシートを敷き、
イボ支柱を置いて、その上に並べます。

こうすることで、発根し伸びた根が土の中に入り込んでいくのを防ぎます。
※ 根は土の中では伸びますが、空気に触れると伸びる勢いが弱まるため、
プラグトレーの下に空間を作ります。
また、根が下に伸びたとしても防草シートで土の中に入り込まないようにしています。

挿し芽をしたら早めに潅水します。
量の目安としては、プラグトレーの底の穴から水が出るくらいです。
メトロミックスは軽く流れやすいため、水を置くように散水し
染みこんだら追加で散水するようにした方が良いでしょう。

挿し芽は1月下旬の寒い時期から始めるため、
苗が凍らないようトンネルを掛けて保温します。
今年のトンネルの被覆は内側から、
ノーポリ,保温シート,ハイマット2枚 でやり過ごしました。

保温シートはホットカーペット等の下に敷く、
アルミ蒸着フィルムと発泡ポリエチレンでできた、やや厚めの物です。
上記の被覆構成で、外気温-13.5℃の時に
トンネル内の最低温度は-2.7℃くらいでした。
一時的に-2~3℃くらいになるのであれば、ギリギリで凍らないようです。

発根しない状態で凍ると枯れてしまうようですので、凍らないように管理します。

2014年11月4日火曜日

挿し芽の準備

1月の下旬には育苗の最初の作業、挿し芽が始まります。
挿し芽を始める前に必要な資材を準備します。

・プラグトレー 288穴 
・メトロミックス350
・トンネル支柱
・被覆材+保温材
・防草シート又はラブシート
・イボ支柱(定植用の物を使用)

 プラグトレーは手植え用を選びましょう。
 ホームセンター等を探せば、安い物は1枚100円程度で売っています。
 定植苗用にも使いますので、定植苗に必要枚数をまとめて買ってしまうのが良いでしょう。
 メトロミックスは79L入の袋で、プラグトレーに30枚程度 詰めることができます。

 1月中旬くらいになると、伏せた株から出た冬至芽が伸び、
挿し穂が取れるくらいの丈になります。
 この伸びてきた穂を、下の葉2枚位を残して摘み取ります。
 (5cmくらいに調整しますので、使えそうにない物は残しておきます)
 芽切鋏等を使うと便利です。

 摘み取った穂は発泡スチロールの箱などに入れておけば、
保温と保湿ができて良いかと思います。

 摘んできた穂を調整します
 先端側の展開してきた葉1~2枚を残し、下の葉を取ります。
 頭の側5cm位を残して切ります。
 (折り取っても構いません。私は指で折っています)


このくらいに調整します。

 この先端側だけ使いますので、適当な大きさの発泡スチロールの箱に入れておきます。
1時間ほど作業するとプラグトレーに1枚分くらい調整できます。


挿し芽に続く

2014年11月2日日曜日

株伏せ後の管理

 今日の午前中は地区の文化祭に行ってきました
 小学校の体育館前のスペースでは、地区の役員さんたちが出店を出し、
団子や そばや おでん 等を大奉仕価格で売っていました。
 千円もあれば、全部のテントを回って食べ歩きできてしまいます
体育館の中では作品の展示や、ステージで日頃の活動の披露をしたりしていました。

 さて、先日の続きです。

 株伏せが終わったら防除です。
 殺菌剤はエムダイファー,殺虫剤はジェイエース(オルトラン)あたりを、たっぷりめに散布します。

 以後、1週間毎を目安として薬剤散布します。
・殺菌剤は 硫黄剤(冬季はフロアブルが凍ることがあるため、
エムダイファー,ジマンダイセン水和剤 等)でOK
・殺虫剤は アブラムシ,アザミウマに適用のある物を、適宜ローテーションで使用。
・殺ダニ剤は 月に2回ほど、内1回はテデオン水和剤が良いかと思います。
(テデオンはメスのダニに掛かると、生まれた卵が孵化しないという作用があるそうです。
また、使用回数の制限がないので使いやすいと思います。)

 あとはビニールハウス内の温度管理と水やり(潅水)です。
 ハウス内の温度は25℃以上にならないようにし、暖かめに管理します。
 トンネルの被覆材の開け閉めは、日が昇ってハウス内が少し暖かくなってから開けます。

 ただし夜間の温度が低く トンネル内が凍っている場合は、
トンネル内の温度が上がって十分に溶けてから被覆材を開けないと、
急激な温度変化で時間とともに萎れ、枯れてしまいます。
 逆に、根さえ張っていれば、夜間に凍ったとしても ゆっくりと溶かしてやれば、
大抵は問題なく復活します。

 ビニールハウスやトンネルを閉めるときは、
日が沈む前のハウス内の温度が温かい内に行います。

 潅水は薬剤散布の前日を目安に1周間に1回くらい行い、
乾くようであれば適宜潅水するといった感じです。
 ただし、株伏せ後 芽が吹き出すまでは土をやや湿り気味に保ちます。
写真は株伏せ後 1ヶ月位の様子です。

 あまり頻繁に水やりをすると土の中で酸素欠乏が起こり、株が腐って枯れてしまいます。

 植物体が元気な時に薬剤散布を行った方が薬害は出にくいことや、
薬剤散布後に潅水し農薬を洗い流したのでは、農薬の効果が下がってしまう
ということを考えると、薬剤散布の前日に潅水するのが理想的と考えます。

定植用の挿し芽が終わる春先まで、以上のように管理します。