2015年3月10日火曜日

菊栽培の経営モデル 別バージョン 1

こんにちは

 1月29日にアップした経営モデルは、
諏訪地域で一般的に行われている苗を増殖するパターンですが、
私の場合は これらとは若干違うパターンで増殖しているので、
こちらも紹介したいと思います。

 前回紹介したパターンは
秋に伏せた母株から少しずつ 挿し芽・仮植・ピンチ→挿し芽
を繰り返し増殖するものです。

 このパターンのメリットは
・母株として伏せる株の量が少なくて済む。
・増殖時の1度にこなす量が少なくて済む
といったところでしょうか。

 これに対し私が行ってきたパターンは
秋に伏せた母株から挿し芽を始めるのは
年が明けて 1月の中旬から下旬
挿し芽・仮植・ピンチは1回、
次に挿し芽をするのは定植用です。

 このパターンのメリットは
・作業の期間を集約できる
・仮植用の挿し芽の量が少なくて済む
といったところです。

 2パターンの数量を比較すると
            一般的なパターン : 今回紹介するパターン
母株の伏せる量       1       :   1.6
仮挿し芽・仮植の量    1.5     :    1

といったところなので、
どちらの作業負荷に重きを置くかといったところです。
しかし、仮植面積が1:1.5となると
ちょっと考えてみたい数字だと思います。

 2月15日のブログで紹介したパターンでの挿し芽・仮植が約25,900本
今回のパターンが17,300本


仮植時に1通り19本、□6cmピッチで植えたとして、
25900÷19×0.06m=81.8m
17300÷19×0.06m=54.6m

 30mのビニールハウスに仮植するとして、3通りか 2通りか の違いとなります。

 ちなみに今回紹介するパターンでの年間作業日程は以下のようになります。
このパターンはプロジェクト発表コンクールで受賞したものと近い物です。


 こちらの方が作業のパターンがシンプルであり、苗の管理も簡素化できると考えます。

 1月29日にアップした作業日程と比較してみると違いが判るのではないでしょうか。

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